形と形が出合うとき

現代韓国語の形態音韻論的研究

辻󠄀野 裕紀

2021年12月3日

九州大学出版会

7,920円(税込)

語学・学習参考書

本書は、韓国語の形態音韻論的現象を研究の俎上に載せ、その態様を描出せんとするものである。音素、音節、形態素、単語ーー形と形ーーがおのおの接合すると、いかなる現象が生起し、その背後にはいかなる原理が伏流しているのか。これまで存在自体は知られていても、十分には考検されてこなかった現象群を具に剖析することによって、韓国語の興味深い様々な言語事実を精緻に焙り出すことが本書の目的である。 何故に形態音韻論を韓国語において問うのかーーその解は分明である。日本列島周辺の言語を見渡してみても、現代韓国語は形態音韻論的な変容が相対的に極めて激しい言語だからである。韓国語の面白さの真髄は形態音韻論に在るとさえ言える。しかしながら、これまで日本語で読める韓国語形態音韻論の本格的研究書はなかった。新進気鋭の言語学者が、アクセント、〈n挿入〉、濃音化などといった現象を、豊富なデータを基に切開し、韓国語の妙味に鋭く迫る。

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