豊田とトヨタ

産業グローバル化先進地域の現在

丹辺宣彦 / 岡村徹也

2014年10月31日

東信堂

5,060円(税込)

人文・思想・社会

トヨタ自動車の本社機能・工場群を擁し、日本経済を牽引する一つの中心地である豊田の実像は、いままで謎のベールに包まれていた。地方出身の従業員たちが定住化するとともに地域的紐帯の強い「中流社会」が形成され、まちづくりが活発化する一方、厳しい競争のなかで日系ブラジル人、期間工をはじめとする流動層はどこに向かうのか。本書は、長期におよぶ調査をもとに、シカゴ派も新都市社会学もみることがなかった産業グローバル化先進都市の現在を明らかにしている。

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