若い読者のための哲学史

ナイジェル・ウォーバートン / 月沢李歌子

2018年4月26日

すばる舎

3,520円(税込)

人文・思想・社会

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

同じシリーズの宗教史が面白かったので手に取ってみました。割とランダムに様々な宗教を取り上げていた宗教史と違ってこれはソクラテス~プラトン~アリストテレスから始まってピーター・シンガーに至るまで主要な哲学者とその主たる考えを簡潔にまとめたもの。主要な哲学者はだいたい網羅されているのだけどちょっと面白いのはダーウィンが入っているところかな。AIに何をどこまでさせるべきか、とか、直近では制限のあるなかどちらの患者を救うべきなのか、とかそれは科学ではなく哲学の領分であって、それは極論すると大多数がなんとなく納得できる理屈を考えるのが哲学という学問であるという理解をしているのだけどそれにしてはこれまでの学習が足りなかったという反省があり、こういうコンパクトに分かりやすくまとめてくれてる作品はありがたい。もっともかなり噛み砕いて説明してくれてはいるのだけどそれでも難解すぎてついていけていない箇所があるのでその辺は追って学んでいきたい、そんな気にさせてくれる正にタイトル通りの作品。素晴らしかった。

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