
放射能から子どもの未来を守る
ディスカヴァー携書
2012年1月31日
ディスカヴァー・トゥエンティワン
1,100円(税込)
人文・思想・社会 / 美容・暮らし・健康・料理 / 新書
政府の無策ぶりを国会で糾弾した内部被曝研究の第一人者と「失われた20年」を厳しく批判し続けてきた経済学者の魂の対談。
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(無題)
著者は後書きでこう語る。福島第一原子力発電所の事故のあと、東京電力だけでなく、政府の役所も学者も、放射能が人々に与える影響、特に子どもと妊婦に与える影響を防ごうと尽力してこなかった。子どもは無限の可能性を持つ。そこには未来のシューベルトがいるかもしれないし、未来のアインシュタインがいるかもしれない。彼らが生み出すさまざまな価値を考えたら、今、この時期に手を打たないのは膨大な損失につながるだろう。子どもの未来は日本の未来である。子どもの未来を守ることが、すなわち明日の希望につながる。国会の参考人説明で、内部被曝研究の第一人者・児玉龍彦教授は、満身の怒りを表し、「国はいったい何をやっているのですか!」と政府を糾弾した。子どもと妊婦を守ることを最優先にすべきであると涙ながらに訴える児玉教授の姿はYouTubeで繰り返し流され、大勢の人々共感と支持を得た。一方、不良債権問題、小泉構造改革を厳しく批判してきた金子勝教授は、誰も責任をとろうとせず、失敗も総括しないところに、「失われた20年」と今回の原発事故との共通点を見いだし、3.11直後から警鐘を鳴らしてきた。原発事故と、その後の無責任な対応により、住む家を追われ、仕事を失い、子どもたちの未来に不安を抱かなくてはならないという理不尽な現実に対して、盟友・児玉龍彦教授と金子勝教授が熱く語る、魂の対談。感情をあらわに、理不尽な現実に怒りを表明することができる。そんな学者たちが、今この時代にいるのは、ものすごく心強い。
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