禅的　持たない生き方

着飾ったり自慢話をしたり、自己肯定感を高めるためにSNSをやったり、人生を満足するために色々ことをしたり手に入れたりして来ましたが、キリが無いような気がして来ました。ミニマリストが流行っていますが、不要なものは極力持たずに、必要最低限で足るを知る生活をしても良いのでは無いかと思い手に取った本です。 私という字の中に仏は隠れている。仏は自分の中にいるのです。漢字遊びは好きで、愛には真ん中に心、真心があるけど、恋には下に心があるから、下心があるみたいな。。。私には仏が隠れているってのは面白いですね。 所有とは執着である。持てば持つほど執着は増えるし、物が豊かになればなるほど、人間は自分の頭で考えないようになってしまう。踏んだり蹴ったりですね。便利になったはずなのに、便利になってできた余裕を他のモノで埋めて、結局余裕がない生活を送っている。やはり、生活自体の見直しが必要だと思います。 不動尊は何に怒っているか、これは弱い立場の人間をいじめる者に対して怒っている。これは、正義の怒りなのです。昔、不動明王の絵をいただき、今でも私の家に飾っています。正義の怒り、これすらも手放したいものです。 薬師寺の高田好胤さんという有名なお坊さんが、「最大の努力をするのに、最小の利益で納得できる人間を菩薩という」と言っていました。1を学んで10を知る。1を得て10得するみたいな感じですかね。 坐禅をするときの姿勢について、私たちは「腰を入れる」と言います。つまり、「腰が引ける」の逆です。 腰が引けると、考え方が後ろ向きになりますが、腰を入れて坐禅をすることで、前向きな思考になっていくのです。腰を引っ張れた時に抗うような姿勢のことでしょうね。そういう気持ちという、気持ちも大事なのだと思います。 孤独に生きるな、自立して生きよ。誰にも迎合せず、自分を持って生きていくことは大切だと思います。その上で独りぼっちでも自立していればそれで良いのかも知れませんね。

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