
戦後日本の闇を動かした「在日人脈」
宝島sugoi文庫
森功 / 城内康伸
2013年12月31日
宝島社
712円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
戦後日本はその内側にもうひとつの「国家」を抱えてきた。「在日人脈」だ。主役はヤクザ、右翼、フィクサー。「国家」の象徴となったのが芸能人や格闘家、パチンコ産業に代表される商工人だ。政治家をはじめとした数多の日本人がその裏ネットワークに群がり、その人脈は歴史的な謀略事件の中でも見え隠れしてきた。孫正義を生んだ血と骨の系譜を浮き彫りにする禁断の裏面史ノンフィクション!
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(無題)
こんな本を読んでるだけで、なんだが色が付いているような印象があって嫌だなと思うんですが、でもやっぱり週刊誌的俗悪興味に負けてしまい読んでしまいました。でもね、意外でしたね。本書は、戦後日本の裏面史と在日の人々を真面目に取りあげているんですね。 大体において、普通の日本人は在日について、どれだけの知識を持ち合わせているでしょうか。多くは巷のうわさや断片的な知識に過ぎないと思われます。時たま報道で在日が取り上げられても、それは週刊誌による事件がらみのいわば、興味本位と言ってよいものです。ですから、在日コリアの存在や彼らの日本社会での役割などを正確に知ることは、難しい事となっています。その点、本書では、戦後の政財界や闇社会の在日コリアの動きを既に明らかになっている部分から再照射して見せています。多くは既に明らかになっている事実ですので、驚くことはないのですが、改めてこんな風にまとめられると、思わず納得してしまいます。 ところで、朝鮮総連の本部ビル再入札で落札したモンゴルの企業が資格を疑われて結局、不調と成ったニュースは耳新しいので多くの方が覚えていることでしょう。しかもその理由が、提出書類に不備があったとの形式事由です。また一回目の入札では、落札した鹿児島の宗教法人は、資金調達難を理由に辞退しています。総連本部は20億円の借入の担保であり、競売は20億円を取り戻せれば成功と誰もが思うんですが、この宗教法人は50億円で落札しています。このような不自然な経緯から、何らかの組織の影や誰かの意思が働いていることを想像することは極めて容易です。本書の第3章「在日利権」人脈とアングラマネーは、そんな事を考えさせられる読み応え十分なものになっています。
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