がん消滅の罠

完全寛解の謎

岩木一麻

2017年1月31日

宝島社

1,518円(税込)

小説・エッセイ

治るはずのないがんは、なぜ消滅したのかー余命半年の宣告を受けたがん患者が、生命保険の生前給付金を受け取ると、その直後、病巣がきれいに消え去ってしまうー。連続して起きるがん消失事件は奇跡か、陰謀か。医師・夏目とがん研究者・羽島が謎に挑む!医療本格ミステリー!2017年第15回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

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0
2020年01月16日

みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

ラストの畳み掛け

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3.8 2018年12月29日

医療ミステリー好きかも。読み応えあって良かった。犯人は結構序盤で分かったけど、ラストの畳み掛けでほーって驚かされた!

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とも

(無題)

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2.5 2018年03月13日

普段からミステリーをほとんど読まないからこの種の小説に馴染んでいないせいだろうか。私にはこの本はどうにも面白いと思えないのだ。本書は医療ミステリーである。謎解きに医学的な知見をふんだんに散りばめて、リアリティを高める趣向だ。ところが、面白いあまり小説に没頭する、と言った気持ちが一向に湧いてこないのだ。焦点が定まらず、冗長にさえ感じられる。 まず、導入部。双子の姉妹のひとりが末期ガン、片割れが身代わりに受診して末期ガン寛解の謎が簡単に明かされる。これはミステリー全体の中で、どんな意味を持たせて配置されているのかが分からない。次が保険金詐欺の疑いがある「活人事件」。末期ガン患者が医師による余命診断によってリビングニーズ特約付きの生命保険から保険金を受け取った事案。これ自体珍しい事ではないが、この患者はその後完全寛解したので「活人事件」。しかも短期間に4件も発生しているのでは、詐欺が疑われても当然だ。題名通り、本書は治る筈のない末期ガンが寛解に至る謎を解く流れの中で物語が進展すると思われた。ところが、物語は思わぬ展開を遂げる。その布石となるのが西條教授の謎の言葉。「医師にはできず、医師でなければできず、そしてどんな医師にも成し遂げられなかったこと」。かくして物語は壮大なスケールに発展していく事となる。ところが残念な事にその辺の展開がドラマチックさに欠けるのだ。なんとなく、二つの物語がパラレルに淡々と進行しているようにしか映らないのだ。 西條の情熱あるいは狂気のよって来たるところや、消化器外科部長の佐伯と宇垣医師はなぜそれに同調するのか、がキチンと描かれていないので、最後まで不自然さが残る。また、精子提供に怒った妻が不倫に走る設定も、あまりに現実離れしている。ミステリーの謎解きに走るあまり、人間に血を通わせる事を怠った結果であろうか。

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