行動経済学見るだけノート
知識ゼロでも今すぐ使える!
真壁昭夫
2018年8月31日
宝島社
1,320円(税込)
ビジネス・経済・就職
イラストだけでサクッと仕事に使える行動経済学の基本!
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starstarstar 3.2 2019年11月28日
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行動経済学は心理学と経済学の応用学。これまで経済学では説明できなかった消費者行動を心理学の視点を交えることで解明した。
・経済学での消費者行動の大前提は人間は「ホモ・エコノミカス」(合理的な経済人)であるということ。しかし、実際は常に合理的判断はできず、様々な心理的外部環境に影響され時に不合理な判断を下す生き物であるということ。
・そういった事象についてが行動経済学の研究分野である。
行動経済学いろは
・ヒューリスティック・・・人間は大量の情報処理を行うために物事を直感的に、単純化して理解し、判断する習性がある。物事を大雑把に大くくりに捉えること。
・現状維持バイアス・・・人は行動や考え方を変化させる事に対するストレス(損失回避)を背景に現状維持を好む傾向にある
・初頭効果・・・「見た目が9割、三つ子の魂百までというように、人は最初に得た情報の影響を受けやすい。同じ内容でも効く順序によって印象が変わってしまう。
・親近効果・・・初頭効果とは逆で新しい情報ほど印象や記憶に残る場合がある。
・ハーディング現象(群集心理)・・・一人よりも大勢でいることの方が安心感を覚える。ブームが起こる背景の一つ。
・アンカーリング・・・最初にインプットされた情報が、楔のように心の働きをコントロールしてしまうこと
・コントロールへの欲求・・・周りの状況を思うように動かしたい、コントロール(支配)したいという根本的な欲望がある。この欲望は主に集中力に影響を及ぼす。
・プロスペクト理論・・・利益をなるべく早く確定し、損は先送りして損を確定することが出来ないと考える傾向にある。
・決定の重みづけ・・・主観によって確率を歪めて考えること。例:飛行機事故を見てより事故率の高い車にする。宝くじなどの賭け事。
・認知的不協和・・・失敗した際に生じる心の葛藤。発生時は言い訳をして自己正当化をする。また認知的不協和を回避するためにあえて対象に対してネガティブな情報を加える。
・ナッジ理論・・・選択の余地を残しながら、相手を特定の選択肢に誘導すること。例:コンビニの足元ステッカー、トイレの的など。
行動経済学応用編
初頭効果・・・第一印象に気をつけ、伝えたいことを一番に話すこと
単純化・・・プレゼンでは伝えたいことを一つに絞る
心理会計・・・同じ金額でも状況によって高く感じたり、安く感じたりすることがある。その背景には自尊心や見栄、妬みなどが影響している。
ナッジ理論・・・相手に選択の自由を認めながら(コントロールへの欲求)、結果的に意思決定を良い方向へ導く
経済学の人の定義は利他性を一切排除した利己的な存在であった。しかし、利他性を考慮したビジネスはもはや一般化してきている。
【一行まとめ】
当たり前のありのままの行動を、納得できるように理論化したのが行動経済学
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