私はなぜ自分の本を一冊も書かなかったのか

書くことを妨げるのは何か ペレック、カルヴィーノと並ぶ、実験文学集団「ウリポ」の旗手が放つ問題作。エッセー、思索、批評、言い訳、剽窃ーーそのすべてを織り交ぜながら、〈私〉の作品を書くことを繰り延べつづける。「書くことの困難」をめぐる真面目さと滑稽さ。 読者に 表題 最初のページ 整理統合 第一休憩時間 正しい使い方 唯一の本 語順 第二休憩時間 主人公 欠落 最後の言葉 読者との別れ 訳者あとがき