
腐りゆく君と遺された私
藤白圭
2025年4月30日
竹書房
1,980円(税込)
小説・エッセイ
「ごめん。俺、死んだ」 幽霊になった恋人と過ごす最後の7日間 二人は忘れられない旅に出る。 死んだら終わりじゃない まだ君にしてやれること 伝えなきゃいけないこと たくさんあるんだーー 廃墟専門の写真家で自由人の央理と、何でもそつなくこなせるけれど夢中になれる物がない蛍火。 二人は幼馴染で恋人同士。 ある日、ふらりと撮影旅行に出た央理が幽霊になって帰ってきた。 声は聞こえるのに、視えない触れない、大好きな人。 それも7日後には完全に消えてしまう。 蛍夏はカメラを手に、幽霊の恋人と彼の遺体のある場所まで最後の旅に出る。 穏やかで切ない奇跡のような夏、蛍夏は幼い頃の夢と央理との大事な約束を思い出す……。 大人になる過程でどうせ無理だと諦め、平凡な人生を歩んでしまいがちな多くの人の胸を打つ青春純愛小説。 10代で読んでも大人になって読んでも、その世代ごとに違う涙がきっとある。 爽やかに泣けて元気が出るエブリスタ小説大賞受賞作!
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