バイオアート -バイオテクノロジーは未来を救うのか。

久保田晃弘 / ウィリアム・マイヤー / 岩井木綿子 / 上原昌子

2016年5月24日

ビー・エヌ・エヌ新社

3,740円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

バイオアート。それは、生命科学やテクノロジーの進化が招く哲学的、倫理的な問題を可視化し、その是非を広く議論するための表現物です。 地球は今、新たな地質年代「人新世」に突入したと言われています。それは、10万年単位の地質年代として区分できるほどに、人間活動が地球環境に大きな影響を及ぼしているということの表れです。環境破壊、絶滅生物、異常気象、人口急増……私たちは今、数々の大きな問題に直面しています。 人間とはいったい何者なのか? テクノロジーは神なのか? そもそも文明と自然と呼ばれるものの境界はどこにあるのか?--バイオアートは、微生物、蛍光発光、遺伝子情報、コンピュータによるコーディング、画像装置などを利用して、こうした「人新世」の我々が持つアイデンティティ、自然、環境に対する倫理観をシフトさせようと挑みます。 本書は、バイオアーティスト50名の活動を紐解きます。生物自体をメディアとした表現、人間の身体に宿る無数の微生物群「マイクロバイオーム」に注目した作品、未来の可能性を思索する「スペキュラティヴ・デザイン」など、さまざまな作品手法とともに、バイオアートの役割、そしてバイオテクノロジーによってもらたされる未来について考えていきます。

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