天竜峡殺人事件

天山文庫

津村秀介

1990年8月31日

天山出版

469円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

平塚の七夕まつりの夜、その商店街のはずれで、自称文芸評論家の岡野の死体が発見された。警察は死体の傍らに転がるウイスキーボトルから泥酔死とみたが、岡野が洋酒を飲まないと判り殺人への疑惑を深める。ルポライターの浦上は、神奈川県警記者クラブに詰めている「毎朝日報」の谷田からの示唆を受け調査を進めるが、浮かんだ容疑者には天竜峡でのアリバイが。平塚と天竜峡を隔てる距離の壁。浦上が挑戦するローカル線のトリック。

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