
広告的知のアルケオロジー
岡本慶一
2017年6月15日
田畑書店
2,200円(税込)
ビジネス・経済・就職
広告が面白かった時代、そこには「うそ」と「笑い」、そしてなによりも「物語」があったーーTwitterやFacebook、SNSなどの普及によって激変する市場経済のなかで、広告文化のアイデンティティを探ることによって、新たなマーケティングの可能性を追究する《Re広告文化論》! 第1章 広告業創業者にみる「いかがわしさ」の系譜 忘れられた創業者──権藤震二 電通の文化的遺伝子──日向輝武・きむ子と光永星郎 獄中に生まれた友情──博報堂・瀬木博尚と宮武外骨 第2章 江戸の文化的遺産と周縁的な知 広告における周縁的知の活力 広告と「遊戯」の文化的伝統──鵜月洋『広告文の歴史』から 第3章 都市生活文化の演出とデザイン 小林一三の広告的知のカタチ 明治・大正期 三越周辺の広告的知のネットワーク──高橋箒庵を中心に 第4章 広告と虚構、ウソ、語りの文化 技芸としてのウソ──柳田國男『不幸なる芸術・笑いの本願』をめぐって 語り・笑いの文化としての広告 第5章 生産の論理から文化の論理へ 広告業はシンボル開発業──山本明『価値転轍器:シンボルとしての広告』を中心に チンドン屋は何故消えたのか? 第6章 広告は無償の贈与 贈りものとお返しの慣行──ボードリヤール『物の体系』をめぐって サンタクロースの論理 第7章 トリックスターと周縁的ネットワーク 広告人=流れ者論──山本武利・津金澤聰廣『日本の広告──人・時代・表現』から 売文社・宮武外骨・三越 第8章 神話・挑発・文化流行と広告 文化的イコンとしてのブランド──マクラッケン『文化と消費とシンボルと』を中心に マーケティーズ(marketease)理論 第9章 細部への視線、「兆候」を読むチカラ 広告的知の可能性──今和次郎『考現学入門』に学ぶ 推理する能力・文化を読む 第10章 文化と広告・マーケティング 「文化」の時代へ:問題の背景と問題への基本的視点 価値の源泉からみたマーケティング・コンセプトの類型化 物語・社会・文化志向のマーケティング 第11章 広告ビジネスの構造変化と広告人の資質 知識経営の課題──〈鬼十則〉と企業文化 実践知としての広告的知 謝辞 主な参考文献
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