雪に耐えて梅花潔し

フランス柔道の父・粟津正蔵と天理教二代真柱・中山正善

永尾 教昭

2015年4月23日

天理教道友社

1,540円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

柔道の世界化に尽力した 2人の日本人の物語 世界一の柔道大国フランス。柔道家・粟津正蔵は、その発展の功労者として仏最高勲章レジオン・ドヌールを受章した人物だ。そして中山正善は、天理教真柱としての世界的な人脈を生かし、柔道のオリンピック正式種目採用に導いた陰の功労者である。立場を超え、柔道のJUDO化に力を尽くした2人の知られざるエピソードを、当時の貴重な写真とともにつづる。 ●粟津正蔵【あわづ・しょうぞう】 京都市生まれ。京都第一商業学校卒業。小学5年生から柔道を始め、京都一商時代は明治神宮大会での優勝を始め、数々の戦績を残す。 1950年、柔道指導のため渡仏。以後、およそ65年にわたり、フランス柔道界に貢献。99年、仏最高勲章レジオン・ドヌールを受章。 ●中山正善【なかやま・しょうぜん】 奈良県天理市生まれ。天理教二代真柱。東京帝国大学卒業。真柱とは、教団を統べおさめる立場。大正、昭和と教団の体制づくりを牽引。スポーツにも造詣が深く、世界的な人脈を生かし、1964年の東京オリンピックにおいて、柔道の正式種目採用に尽力した。 序 章 フランス在住の老柔道家 第一章 渡仏前夜 ・生い立ち ・柔道の道 ・フランス上陸 ・練習開始 第二章 フランスでの指導 ・妻の来仏 ・パリでの暮らし ・日本柔道敗れるーーヘーシンクの出現 第三章 二代真柱との交流 ・海外巡教 ・初めての邂逅 ・フランスに残る ・十三年ぶりの帰国 第四章 東京オリンピック ・故国にて ・奇跡の東京オリンピック ・柔道、正式種目となる ・悲願ならず 第五章 天理柔道 ・天理教の進出 ・天理柔道への憧れ ・天理の教えと柔道家たち ・天理からヨーロッパへ 第六章 柔道人生 ・なぜ、フランスなのか ・橋渡し役として ・別れ ・栄冠

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