
江戸の文
桃園文庫 や 1-24
山手 樹一郎
1992年9月30日
桃園書房
566円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
あばずれ女郎が持っていた手紙を目にして、銀次は思わず涙ぐんでしまった。遠くに置いた子供への慕情あふれる文面だった。死んだ亭主の借金のために女は苦界に身を沈めたのであった。銀次も散々、放蕩の限りを尽した男ではあったが、哀切極まる女の心情に触れると、ふと逃げた女房の面影が目に浮かび、過ぎし日の苦い思いに胸をふさがれた。
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