物理学入門（1）

近年、高等学校の教育課程が変貌し、また大学入試の多様化や入試科目の減少などから、高等学校で物理を学ばずに理科系の専門を目指す人たちが増えている。本書は、そのような人たちが大学レベルの基礎科目として物理学を学ぶときの教科書、参考書として書かれている。ここでいう理科系とは、物理学や化学、電気・電子、機械、土木、建築といった物理学を日常的に使う理工学の分野の人たちはもちろんであるが、むしろ生命科学や情報科学などより広い分野の人たちを念頭においている。