固体化学
田中勝久
2004年4月30日
東京化学同人
3,850円(税込)
科学・技術
最近の固体の科学と技術の進歩はめざましい。1980年代以降を眺めても、準結晶、高温超伝導酸化物、フラーレン、カーボンナノチューブ、有機強磁性体など新しい構造や性質をもった物質がつぎつぎと見つかり、ペロブスカイト型酸化物の超巨大磁気抵抗、二ホウ化マグネシウムの超伝導など、新しい性質の発見も相ついでいる。窒化ガリウム系短波長発光ダイオードと半導体レーザーの発明といった応用面での発展も特筆に価するものがある。このような固体の科学と技術の進歩を考慮して、化学の立場から固体の構造、反応、物性をまとめたものが本書である。
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