鳥獣戯画研究の最前線
東京美術ピルグリム叢書
土屋貴裕
2022年4月30日
東京美術
3,300円(税込)
ホビー・スポーツ・美術
みなに愛される人気作でありながら、制作者も主題もわからない謎多き絵巻、国宝「鳥獣人物戯画」。日本美術史の未来を担う第一線の若手研究者たちが、平成の大修理後の新知見を踏まえ、徹底解明に挑む! 口絵 序にかえて 土屋貴裕 鳥獣戯画とは何か 第一章 平成の修理の意義 鳥獣戯画平成の修理を終えて 朝賀 浩 鳥獣戯画研究の展望 土屋貴裕 第二章 鳥獣戯画成立の文化史的背景 鳥獣戯画・蓮華王院宝蔵・正倉院 増記隆介 平安後期における宋画受容 ー「鳥獣戯画」乙巻を対象としてー 猪熊兼樹 動物たちはどこから来たのか?-鳥獣戯画と動物主題との関わりー 三戸信惠 鳥獣戯画作者・鳥羽僧正覚猷説の可能性に関して ー寺院を中心とした歴史的環境の観点からー 大原嘉豊 第三章 鳥獣戯画の様式 「型」と「線」 宮廷絵師説の可能性を考える 五月女晴恵 白描画としての鳥獣戯画ー線描の妙技ー 古川攝一 平安絵巻としての鳥獣戯画ーー場面展開の妙味 井並林太郎 第四章 高山寺という「場」と鳥獣戯画の評価 明恵・高山寺・鳥獣戯画ー附、箱と目録ー 大槻 信 明恵上人坐像と慶派仏師 皿井 舞 欧米がみた鳥獣戯画ー近代における海外出品を巡ってー 鬼頭智美 連続講座 鳥獣戯画研究の最前線パネルディスカッション 「徹底討論!鳥獣戯画研究を極める」 あとがき 土屋貴裕 掲載作品一覧 執筆者紹介
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