平林さん、自然を観る

平林 浩

2016年4月8日

太郎次郎社エディタス

1,870円(税込)

科学・技術

まさに、左手にサイエンス、右手にロマンの人だ。 ──柳生博さん(俳優・日本野鳥の会会長・八ヶ岳倶楽部オーナー) ハシブトガラスと容器を隠しあい、台所に出たゴキブリを放っておいて毎晩再会を待ち続ける──。目を凝らすのは、めずらしくもなく、マニアックでもない、ありふれた生きものたち。ところが、じっくり「観て」いると、見慣れたかれらが驚きの存在に見えてくる! 50年以上にわたり子どもたちに科学を教え続けている著者が、その知見を携えてゆっくりと自然のなかを歩き、探し、眺め、そして「観る」。信州の野山で、日々の東京でみつけた、見えているのに見えない自然を活写する観察記。 まえがき ◆鳥を観る─信州戸隠にて ◎日暮れどきの追跡─シジュウカラのねぐらを探す ◎空中のハンティング─ツバメたちの餌採り ◎水鳥の親子に会いにいく─カイツブリとカルガモの子育て ◎鳥たちの生命の樹─ミズキの実を食べるヒタキのなかま ◎栗の実を食べたのはだれ?─カケス・ネズミ・リスの冬支度 ◎姿も見えず、声も聞こえない─幻の鳥になるブッポウソウ ◆山里と少年─諏訪の思い出 ◎小さな天気─厳寒に咲く春の花たち ◎花の一生を観る─カタクリが咲くまで ◎スガリとの再会─クロスズメバチの巣探し一 ◎尾行する三人─クロスズメバチの巣探し二 ◎収穫の祭り─クロスズメバチの巣探し三 ◎一年越しの夢ークロスズメバチの巣探し四 ◎シロに分け入る─心躍るキノコ採り ◆天を観る、地を観る─光と結晶 ◎光のなかに立ちつくして─雨のち虹、雪のち虹 ◎天体のパレード─惑星と月が並ぶとき一 ◎金星のマジック─惑星と月が並ぶとき二 ◎五度のトリック─惑星と月が並ぶとき三 ◎ファーブルたちの宝物─結晶を見つけに一 ◎手のひらに砂漠─結晶を見つけに二 ◎わたしを観る─地球の原子がつくる、ヒトという生命体 ◆生きものを観る─日々の出会い ◎何かに見つめられている─動物たちの気配 ◎真似する二羽─種食う鳥もそれぞれ ◎いじわるヒヨドリ─鳥たちのなわばり争い ◎雨鳴きが聞こえる─田水張る月のアマガエル ◎雛を育てる─シジュウカラの餌探し ◎からめとられて─糸によって進化するクモ ◎午後七時四十分の訪問者─「嫌われ者」たちと暮らす ◎カラスと遊ぶ─いつもそばにいる鳥 あとがき

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