採集民俗論
野本寛一
2020年10月20日
昭和堂
8,250円(税込)
人文・思想・社会
四季の自然との深い関わりの中で育まれた日本の暮らしと食。そこには季節ごとに恵みをもたらす植物との深い関わりがあった。これまであまり描かれることのなかった、植物と暮らしの関わりを描きだす。 序 章 採集民俗学びの視座 一 採集活動の持続と変容 二 大地に占問う採集の祭りーー若狭の「オイケモノ」溯源 第1章 木の実 トチ/ナラ/カシ/シイ・マテバシイ/ブナ/クリ/クルミ/液果ーーヤマブドウ・グミ・タブ/ソテツ 第2章 根塊・鱗茎 ヤマイモ/トコロ/クズ/ワラビ/キツネノカミソリ/キカラスウリ/ユリ科・もろもろの鱗茎ーーユリ・カタクリ・スミラ・ウバユリ・ノビル/忘れられるイモーーホドイモ・カシュウイモ・テンナンショウ 第3章 山菜・野草 ゼンマイ/山菜・野草の浄化力ーーシドケ・フキ・ヨモギなど/山を下る山菜ーーオオギバボウシ・フキ・タラ・ワラビ・サンショウ/山菜諸景ーーミズ・フジアザミ・イタドリ・クサギ 第4章 茸 第5章 海岸と採集 イワノリーー能登半島/ヒジキとマギーー熊野串本/ヒシとイノーの恵みーー沖縄/イソモノとテングサーー伊豆 第6章 内陸小動物 サワガニ/ヒキガエル/越冬民俗論の視座 終 章 旅の終わりに
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