グッバイ、レ-ニン!

竹書房文庫

ベルント・リヒテンベルク / ヴォルフガング・ベッカ-

2004年2月29日

竹書房

649円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

ベルリンの壁崩壊前の東ドイツ。テレビ修理店に勤めるアレックスは、なにげなく反社会主義デモに参加。それを見た母はショックで心臓発作を起こし、そのまま昏睡状態に!実は彼の父は、10年前に家族を捨てて西側に亡命し、母のクリスティアーネはその反動で必要以上に社会主義に執着するようになっていたのだ。彼女は八ヶ月もの長い眠りから奇跡的に目覚めたが、その間にベルリンの壁は崩壊し、東ドイツの社会主義体制は消え去っていた。「今度ショックを与えたら、命取りになる。」医者の言葉に、アレックスは真実を告げずに母を自宅に連れて帰ると、東ドイツの体制がずっと続いているフリを装う事を決意。無謀とも思える奮闘を開始するのだが…。母と息子、そして家族の絆を描いた感動作。

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