恐怖箱遺伝記

竹書房文庫

加藤一(怪談作家)

2008年12月31日

竹書房

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

原因不明の怪異は勿論それだけで十分怖い。だが、それに呪いや祟りといった原因、因果が絡む時、怖さは何倍にも膨れ上がる。いわくつきの恐怖は理由なき恐怖を遙かに凌ぐものなのだ。そしてその因果が過去に深ければ深いほど、未来に犠牲が連なれば連なるほどおぞましさは増大する。そんな恐怖の本質に迫ろうとしたのが本書、実験的ホラー小説大会「遺伝記」の傑作選である。収録の24話はどれも独立したひとつの話として楽しめる。どこから読んでも構わない。だが、すべてがどこかで繋がっていることにお気づきになるだろう。巧妙に張り巡らされた因果の糸。邪悪な蜘蛛の巣の罠にかからぬようくれぐれもご用心あれ。

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