偽りの祝福は公爵のあやまち
ラズベリーブックス
ロレイン・ヒース / 旦紀子
2014年2月28日
竹書房
1,100円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
エインズリーは若くして完璧な公爵と評価されている。しかし彼の人生と心は、あの夜、崩れ去った…。親友で従兄弟のウォルフォートの妻ジェーンの懐妊がわかり、ふたりで飲み明かした日、馬車の事故でウォルフォートは歩けない身体となったうえ、子供を望めなくなった。おまけに心痛からジェーンは流産してしまう。-3年の時が過ぎても、エインズリーは親友と共に心に重い枷を背負ったままだった。そして、ある晩、ウォルフォートは彼に告げたのだ。「借りはないことにしてやる。妻に子を宿してくれれば…」と。密かにジェーンを想っていたエインズリーは、だからこそ断るが、ウォルフォートの懇願と、子供を熱望し、献身的に夫を支えるジェーンのために、頼みをきくことにする。彼の条件はひとつ、生まれた子供を夫妻が愛すること、彼女の条件もひとつ、決してキスはしないこと…。愛していることを気づかれてはいけないエインズリーと、憎んでいた相手に惹かれてしまうジェーン。切ない4週間の逢瀬の先に待つものはー?
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