占い師お蓮の館

幽霊でも占います

竹書房文庫

紙吹みつ葉

2014年3月31日

AMG出版

715円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

悩みを抱えた人が集う「要石の森」。幾多の占い師が店を構えるその中、抜群の的中率を誇る「お蓮の館」。猫柄のタロットカードとミステリアスな美しさで迷いを断ち切るお蓮の正体は、他人とまともに会話もできないほどに弱気で内気な大学生、明日波蓮弥であった。ある日、常連の宮瀬が知らない男と共にお蓮の元へやってくる。いつもどおりに宮瀬に声をかけると「話が違う」と慌てる二人の男。問いただすと宮瀬は、自分は既に死んでしまって今は幽霊で、「霊能探偵」を連れてきたという。そのガサツで横暴な大男、豪徳寺清純は、お蓮が男であることを見破り、強引に宮瀬をタダで占わせる。お蓮が宮瀬を成仏させたのを見て、清純はその後もなにかとお蓮、ないしは蓮弥を構うのだった。清純と行動を共にするうちに蓮弥は多くの幽霊と出会い彼らをお蓮として占うが、それは未解決連続不審死事件への入り口だった…。

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