最後の一夜のはずが、愛の証を身ごもりました〜トツキトオカの切愛夫婦事情〜

漫画かと思って開いたら、小説で…読めるかな？？ とちょっと不安がありつつ、読んでみたらいつのまにか最後まで読んでました💦 話的には、 ・政略結婚で愛がない(と思っている)夫婦 ・奥様の方から離婚届を突き出し、離婚したいと切り出す ところから話が始まります ところが ・旦那様が離婚届を書き終わる頃に 　最後に抱いてほしい　と奥様からお願い ↓ ・旦那様としては　初めての男　は好きな人と 　と初め断る ・奥様としては　最初で最後　好きな人との思い出　を 　と意志を固めてお願い (この時点で二人とも両思い　だけど、すれ違い) 二人とも好きなんだけどぎこちなくて不器用で うまくいかない　ベタな恋愛話かな　という感じでした。 私は恋愛小説自体　中学、高校から　大好きなジャンルで 昔から携帯小説なども夜な夜なパソコンでぽちぽち読んじゃう人だったので涙流しながら読んじゃうのも普通でした。 案の定、この話も最後は共感してしまい、あーもう！！ 好き！！となり、感動して泣いてしまうところがありました。 旦那さん(次から慧さんと書きます)が色覚障害であったり、 奥さん(こちらも一絵さんと)が社長令嬢であったり、 ちょっと普通とは違う(この書き方は良くないかな…)という 設定があって、自分が一絵さんになった気分で 読むとまた違った見方ができて面白いかなと思いました。 (私はよく夢小説じゃないけど、入り込んでしまう笑) 途中、ライバル(よくある幼馴染の男性)がちゃちゃいれてきたり、元カノ(よくある嫉妬丸出しの女性)が出てきたりするのですが、なんだかんだいい人で憎めない感じとか最後はハッピーエンドにしてくれるところに作者の方がとてもいい人なんだろうな。と第三者目線で思えました。 私は、この作品何度も読みなおしたいと思えるほど、 言葉選びも素敵だし、話としては面白く、好きだなーと思えるので、他の作品も読んでみたいな！(時間があったらなー…)と思いました❣️ んー、、、いくら書いても足りない笑 言葉でいいなと思ったところとしては 抜粋しますね… ・「俺の目に映っているのは、普通の人からすると少しくすんだ色味なんだろう。自分が特別だと知ってから、ずっと周りの人たちが羨ましかった。皆が綺麗だと言う世界は、一生体験できないから」 慧さんが　色覚障害　であり、もどかしい想いを口にした後に、 「でも、俺にも見つけられたんだ、その世界を。一絵を愛したから」彼の口から初めて紡がれたひとことに、私は目を見開いた。 「水族館の魚も、俺にとっては似たような色だったけど、一絵と一緒にいると綺麗だと思った。バラの花も、君の顔を思い浮かべれば一段と美しくて。なんてことない日常も、うまくいかなくて闇の中に落ちても、どんなときも君がいるだけで俺の世界は鮮やかになる」 一気に涙が込み上げ、ひと粒、またひと粒と目尻を伝う。 慧さんにとって、自分がそんなに大きな存在になっていたなんて。 「俺に希望を与えてくれてありがとう。君を愛せて本当に幸せだ」愛おしすぎる彼の微笑みが、どんどん溢れる涙で見えなくなってしまった。 彼の気持ちを一瞬でも疑ったことを後悔する。それくらい、欲しかった言葉以上のものをもらえた。 なのに、もっと声を聞いていたいし、笑顔を見ていたい。触れていたい。愛というのはどうしてこんなに食欲なのだろう。 素敵で切り取りきれませんでした……💦 この2pがとても好きで　慧さんの想い　と　一絵さんの感情が上手に表現されてるな！と思いました。 あとは、最初のポートフォリオで見えたものの話で (私自身もそれは最後まで気になってて、) 最後に　慧さんが見えたものの表現　がとても素敵でした！！ あと一つ、これだけ書きたいものがあって、 最後に　慧さんが夢を叶えて　自分の本　を子どもに送ったシーンの中で ”こうかいばかりで、かっこいいとはいえないおうまくんでしたが、ひとつだけ、ほこれるものがありました。それは” 「"ほんとうにたいせつなものをみつけ、てばなさなかったことです"」 これだけは、もう最高！！素敵！！やばい！！ ってなりました。 ここまで読んだ人にしかわからない、でもとても素敵で分かりやすい表現で、本当に作者さんの人柄とか素敵な方だ！！ と思いました。 (これを読んだだけの私がここまで言っていいのか…笑) 私は、とてもいいと思いました！　ので 他の方にもお勧めしたい　ですし、 ぜひ読んでほしい！と思います♪ 長々と私の好きな気持ちを語ってしまいました！ (まだ語りたりません笑　自己満足です！！)

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