嫌われるジャーナリスト

SB新書

望月 衣塑子 / 田原 総一朗

2020年9月8日

SBクリエイティブ

946円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

国民が知りたいことを 聞かないメディアは必要か!? コロナ禍で露呈した権力とマスコミの馴れ合い。緊張感のないこの関係が、日本を停滞させる要因となっているのではないだろうか。ジャーナリストとは本来、波風を立てるもの。権力を監視し、対峙することで、国民の知る権利にこたえていくべきである。記者クラブに代表される従来のメディアのあり方がこのままでよいのか。新しい時代のジャーナリストに必要なこととは何か。嫌われることを厭わない二人が徹底討論。 第1章 「新型コロナ」と「安倍政権」という大難題 ーー“嫌われるジャーナリスト”は日本をこう見る ◎新型インフル特措法は、現行のままか、法改正が必要か ◎森友事件で検察が官僚全員を不起訴にした理由 ◎安倍内閣の支持率が下がらないことの責任は、野党にある ◎ジャーナリズムは充分な働きをしているとはいえない …etc. 第2章 だから「望月衣塑子」は嫌われる ーー記者会見や記者クラブの憂うべき現状 ◎望月衣塑子の抗議に官房長官がブチ切れ。番記者とのオフ懇も休止に ◎官邸側ではなく、内閣官房長官の番記者から、繰り返し抗議を受けた ◎質問五つは事前に提出。首相は官僚が書いた答えを読んだけだ ◎記者クラブを離れたからこそ、わかったこと …etc. 第3章 だから「田原総一朗」は嫌われる! ーーなぜ、批判するだけではダメだと思ったか ◎付き合いが深いとは、会って、いいたいことをいえることだ ◎新聞は記者の担当を比較的よく移す。テレビは担当を固定しがち ◎佐藤優は、田原総一朗を“権力党員”と評した ◎「政権批判だけでなくて、対案を出せ」と提案したが…… …etc. 第4章 嫌われるジャーナリストは、どこへ行く? --メディアが大激変しても変わらないもの ◎ネット時代だからこそ、記者の考えや価値観を打ち出す必要がある ◎ジャーナリストは、市民の感性にいかに寄り添えるか ◎かつての記者の常識のままでは、メディアは人びとから見放されかねない ◎若い女性たちの意識を、もっと紙面に反映させたい …etc.

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