ルネサンスの数学思想

東 慎一郎

2020年12月4日

名古屋大学出版会

6,930円(税込)

科学・技術

科学革命の前夜、数学や関連する諸学はどのように捉えられていたのか。それらは果たして確実なものなのか。数学の対象や認識・論証の特質、学問全体における位置づけ、教育的意義などをめぐって、当時の思想家たちのテキストを精緻に読み解き、見失われて久しい知の相互連関を問い直す、白眉の学問論。 本書フランス語版は、2019年にアカデミー・フランセーズ・マルセル閣下賞を受賞(ミシェル・セール氏が激賞)。 凡 例 序 第1章 背景としてのアリストテレス主義 1 アリストテレス主義的学問論 2 ルネサンスとアリストテレス主義 第2章 ツィマラとアラビア・中世数学論の伝統 1 数学的事物をめぐって 2 数学的論証論とイブン=ルシュドの遺産 第3章 ピッコローミニと数学的事物の理論 1 数学的事物の分析 2 量の不定性をめぐって 3 数学的諸学の意義と位置づけをめぐって 第4章 ピッコローミニの数学的論証論 1 ピッコローミニの問題提起 2 数学的論証は最強論証か 3 ピッコローミニに先駆者はいたか 第5章 バロッツィと数学的諸学の精神的意義 1 数学的諸学の中間性論 2 学問分類論と霊魂の上昇説 3 数学的論証の学問性 第6章 イエズス会哲学者たち 1 数学者たちによる数学擁護 2 ペレリウス 3 フォンセカ 4 トレトゥスとコインブラ注釈 結 あとがき 注 参考文献 索 引

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