毛沢東論

真理は天から降ってくる

中兼 和津次

2021年5月7日

名古屋大学出版会

3,960円(税込)

人文・思想・社会

その男は中国に何をもたらしたのかーー。大躍進政策や文化大革命によって大量の犠牲者を出しながら、現在なお大陸で英雄視される稀代の指導者。「秦の始皇帝+マルクス」とも言われる、その思想と行動を冷静かつ大胆に分析。中国経済研究をリードしてきた碩学が、現代中国の核心に迫る。 はじめに 第1章 毛沢東の哲学と思想 ーー「矛盾論」と「実践論」の落とし穴 1 「矛盾論」と「実践論」の構造 2 毛沢東哲学の実用性 3 毛沢東の哲学と思想に対する評価 4 毛沢東哲学の落とし穴ーー私の解釈 第2章 毛沢東と魯迅 ーーもし魯迅が革命後も中国にいたら? 1 梁漱溟に激怒する毛沢東 2 胡風事件 3 魯迅と毛沢東 第3章 階級闘争論と大衆路線 ーー毛沢東の「マルクス主義」 1 革命闘争と階級ーー毛沢東初期階級概念の特色 2 革命後の階級概念の変化 3 土地改革と階級区分 4 大衆、人民、大衆路線 5 階級闘争と暴力 第4章 反右派闘争の展開と結末 1 反右派闘争前史ーー百花斉放・百家争鳴 2 闘争の開始 3 闘争の結末 4 反右派闘争をどう見るか 第5章 大躍進と大飢餓 1 大躍進政策の誕生 2 人民公社政策の展開 3 大飢饉・飢餓ーー犠牲者の数 4 大飢饉・飢餓ーーそのメカニズム 5 大躍進とは何だったのか 第6章 彭徳懐の悲劇 ーー廬山会議とその結末 1 大躍進政策の転換 2 廬山会議ーー彭徳懐の意見書 3 毛沢東の彭徳懐批判 4 彭徳懐の末路 5 彭徳懐の悲劇をどう見るか 第7章 毛沢東の政治経済学 ーー「矛盾の経済学」を解剖する 1 毛沢東の政治経済学の特徴 2 毛沢東の経済目標 3 トウ小平の経済学 4 毛沢東の政治経済学をどう評価するか 第8章 文化大革命と毛沢東 1 七千人大会 2 社会主義教育運動 3 文革の発動と拡大ーーそのメカニズム 4 文革の悲劇ーーその規模と残虐さ 5 文革の評価ーー文革とは何だったのか 第9章 毛沢東と周恩来 1 建国前の毛・周関係 2 建国後の毛・周関係 3 周恩来をどう評価するか 第10章 毛沢東をめぐる女性たち 1 楊開慧と賀子珍 2 江青 3 張玉鳳 4 毛沢東の情事 5 毛沢東の女性観 終 章 毛沢東をどう評価すべきか 1 宗教としてのマルクス主義、教祖としての毛沢東 2 毛沢東が現代中国に遺したもの 3 毛沢東の性格について 結びに代えてーー毛沢東をどう評価するか 注 あとがき 参考文献 図表一覧 事項索引 人名索引

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2021年09月12日

川上先生のお友達の執筆本。難し過ぎますー。笑笑

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