やさしい水彩の風景画

もともと風景画が好きでしたから旅をする時はいつもスケッチブックを持っていきました。でも時間がなくて、只持っていっては、持ち帰るという事が多かったのです。そんなある日、旅から帰ってきて、撮った写真を眺めているうちに、著者はこの写真から描いてみようと思ったのです。何枚か描いていくうちに、現場での感動が強ければ強いほど、臨場感のある絵が描けることも実感しました。今では家に帰って旅のあれこれを思い出しながら絵を描くのは旅の楽しみの一つになりました。健康的な条件や年齢面でこれから旅行に出ることが難しいという方も、思い出のアルバムから新しい楽しみを探してみてはいかがでしょう。頬をなでて通った風の感触や街のざわめき、木漏れ日の踊る様子が目に浮かぶようなら、きっと自分らしい絵が描けるはずです。