
書の語られ方 中国篇
書論通観 1
大妻ブックレット 10
松村茂樹
2024年3月29日
日本経済評論社
1,650円(税込)
ホビー・スポーツ・美術 / 美容・暮らし・健康・料理
書の本質はどこにあるのか? 書が生まれた中国で、書法、書道を論じられたなかから精粋に、読み下し文と解説をつけ理解を深める。 はじめに 一 書の正統 1 衛恒『四体書勢』 古文という古書体を尊重 2 虞世南「書旨述」 書法の根源に思いを馳せる 3 蘇勗「石鼓文叙記」 正統を伝える石鼓文を称える 4 陸羽「唐僧懐素伝」 正鋒の究極の秘訣を講じる 5 豊坊『書訣』 正鋒で書く場合の実際 6 沙孟海「近三百年的書学」 正統尊重主義を打ち出す 二 王羲之書法 7 王羲之「自論書」 書の「おもむき」を論じる 8 虞龢「論書表」 王羲之の書に市場的価値 9 孫過庭『書譜』 王羲之書法の素晴らしさ 10 趙孟頫「蘭亭十三跋」 王羲之書法を復興 11 梁巘「評書帖」 王羲之書法の命脈 三 書の学び方 12 米芾『海岳名言』 自らの経験を語る 13 姜宸英『湛園題跋』 究極の古典尊重主義 14 包世臣『芸舟双楫』 支離滅裂な学び方 15 羅振玉「小川本智永千字文跋」 この上ない手本 16 啓功「啓功先生訪問記」 真跡で学ぶべし 四 書の境地と学問背景 17 蘇軾『東坡題跋』 書者の心情を重視する 18 黄庭堅『山谷題跋』 書に俗気を無くす 19 楊守敬『学書邇言』 書を学問として捉える 20 呉昌碩「臨石鼓文全文跋」 学統に連なる学者を標榜 五 文人の書と文人趣味 21 欧陽脩「試筆」 文人趣味の楽しみ 22 董其昌『画禅室随筆』 文人の余技としての書 六 書の用筆と用具 23 徐浩「論書」 速筆と側筆、遅筆と直筆 24 姜虁『続書譜』 腕首で筆を運ぶべき 25 倪後瞻「倪氏雑著筆法」 羊毫筆による用筆 七 書学と書の鑑賞 26 梁・武帝「観鍾繇書法十二意」 受け手ならではの見識 27 張懐瓘「文字論」 書学者による評価 八 書は人なり 28 傅山「作字示児孫」 趙孟頫を廃し顔真卿を学ぶべし 29 周星蓮『臨池管見』 「書は人なり」は王羲之から 九 書の政治性 30 阮元「南北書派論」 碑学のメタファー 31 魯迅「門外文談」 文字の尊厳性と神秘性 十 書家のあり方 32 笪重光『書筏』 書家の門に入るには 33 陳奕禧『緑陰亭集』 好きこそ物の上手なれ 本書関連の書がみられるウェブページ あとがき
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