
「正義」の嘘
戦後日本の真実はなぜ歪められたか
産経セレクト
櫻井よしこ / 花田紀凱
2015年3月31日
産經新聞出版
968円(税込)
人文・思想・社会
平和、弱者、隣国、原発…戦後正義の暴走が一目瞭然!言論テレビのキャスター、櫻井よしこ氏と花田編集長が初タッグ!6人の論客を招いて戦後日本の謎をひもとく。
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(無題)
櫻井よしこに花田紀凱といえば名にし負う保守の論客。この二人が6人のゲストを招いて朝日新聞を始めマスコミをこき下ろします。殊に朝日の誤報が明らかになり、社長が謝罪した後だけにふたりの舌鋒に容赦はありません。先ず書名に触れておきますね。鉤括弧付きの正義は朝日新聞の正義であり、それは「ケチな正義」でイデオロギーを優先させるあまり、嘘をつくというのです。 この指摘は当たっていますね。「へー、楽園って本当にあるんだ」と子供ながらに覚えています。楽園って北朝鮮の事ですよ。当時、朝鮮人の帰還運動の先頭に立ったのが朝日新聞でした。北朝鮮を地上の楽園と賛辞していたのです。それを信じて北朝鮮に渡ったのは、朝鮮人ばかりではありませんでした。日本人妻と日本国籍の家族のその後の悲惨さは想像に難くありません。朝日新聞はこの事実に口をぬぐって謝罪をしませんでした。僕はこの事に気付いてからは、朝日を読まなくなりました。 朝日どころか今はどの新聞も読みません。何故なら速報性では他のメデアの方が優れていますからね。後は解説ですか。ある出来事のバックグラウンドにある事やその出来事の意味する事、嘘か真かを見抜く力は長年生きていれば、自然と身についてきます。今更他人に教えて貰わなくても、十分です。残るは調査報道でしょうか。今の新聞が調査報道に力を入れているとは思えません。最後は新聞情報のコストの高さです。クラブ制度で厚い保護の元にある大手マスコミに風穴を開ける日が来るのは遠くないと思いますよ。 それにしても、朝日の誤報問題とその後の対応の不手際は致命的だと思いましたが、ノウノウと生き延びていますね。これが食品会社だったら、自社製品に毒が混入したのに等しい出来事ですよ。産地偽造で会社が消滅してしまった食品会社があったのを覚えているでしょう。日本のインテリは、マスコミに鈍感すぎませんかね。 さて、大事なのは事実とその積み重ねで「ケチな正義」を振り回して嘘を付くのは怪しからん、これが本書の主張でしょうが、イデオロギーを優先するあまり自己に有利な事実だけを取り上げるのは、リベラル陣営ばかりかコンサヴァティブにも共通しているようです。
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