ひび割れトラブル完全克服法

コンクリートの新知見

閑田徹志

2015年8月28日

日経BP

4,180円(税込)

科学・技術

コンクリートのひび割れは、漏水やタイルの落下と並んで建築界の3大トラブルと言われ、建築主からのクレームが後を絶ちません。設計者や施工者にとっては頭の痛い切実な問題です。本書は、日経アーキテクチュア誌上で2年間にわたって連載し、好評を博した内容を1冊にまとめたもので、ひび割れを抑えるための効果的な対処法を、発生メカニズムに基いて解説しています。ひび割れが発生しやすい場所はどこか。1年を通じて、ひび割れが発生しやすい季節はいつか。ひび割れリスクを抑えるには、どんな方法が効くのか。建築実務者に役立つ情報が満載です。 ≪主な内容≫ CHAPTER 1 ひび割れ対策は、本数と幅の制御が基本 CHAPTER 2 誘発目地が効かない? 理由と対策を徹底解説 CHAPTER 3 かぶり厚さの確保は、品質維持の生命線 CHAPTER 4 リスクを左右する生コンの乾燥収縮率 CHAPTER 5 床スラブはひび割れ多発箇所 CHAPTER 6 誤解だらけの温度ひび割れ対策 CHAPTER 7 悪条件が重なる夏の打設に要注意 CHAPTER 8 環境に優しい高炉セメントを利用 CHAPTER 9 選択肢が広い混和剤、適材適所で有効活用 CHAPTER 1 ひび割れ対策は、本数と幅の制御が基本  1-1 建築主の理解得ながら有害なひび割れを制御  1-2 ひび割れ対策は本数と幅に分けて対処  1-3 有害なひび割れを仕上げ材でカバー  1-4 ひび割れ幅の抑制は鉄筋比増大が決め手  1-5 長過ぎる養生はかえって逆効果?  1-6 ひび割れの幅は打設前に予測できる CHAPTER 2 誘発目地が効かない? 理由と対策を徹底解説  2-1 目地を設けたのに失敗した理由とは CHAPTER 3 かぶり厚さの確保は、品質維持の生命線  3-1 かぶり厚さの確保がさび防止に効く理由  3-2 標準仕様の施工でもかぶりの不良が発生  3-3 かぶり不足の補修材は防火性と耐久性で選ぶ CHAPTER 4 リスクを左右する生コンの乾燥収縮率  4-1 骨材の収縮に要注意、乾燥ひび割れを助長  4-2 工場で異なる生コンの品質、適材適所で賢く使い分け  4-3 JISマークがなくても採用できる生コンがある CHAPTER 5 床スラブはひび割れ多発箇所  5-1 完全には防げない床スラブのひび割れ  5-2 甘く見るとケガのもと、土間床の施工は慎重に  コンクリートこぼれ話(1) CHAPTER 6 誤解だらけの温度ひび割れ対策  6-1 温度ひび割れは温度低下時に注意  6-2 セメント量を削減しても温度ひび割れに効果なし  コンクリートこぼれ話(2) CHAPTER 7  悪条件が重なる夏の打設に要注意  7-1 夏冬間の気温低下で温度ひび割れが発生  7-2 施工季節を誤ると「後打ち帯」は逆効果  コンクリートこぼれ話(3) CHAPTER 8 環境に優しい高炉セメントを利用  8-1 環境に配慮するなら高炉セメントの検討を CHAPTER 9 選択肢が広い混和剤、適材適所で有効活用  9-1 過剰な期待は禁物、膨張材を賢く利用  9-2 高コストでも効果大、収縮低減剤を利用  9-3 目地なしでもひび割れなし、無収縮コンクリートの威力  コンクリートこぼれ話(4) 対談 厳しい目向ける発注者、専門家は十分な説明を 資料編 索引

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