世界を救う7人の日本人

国際貢献の教科書

池上彰

2010年10月31日

日経BP

1,540円(税込)

ビジネス・経済・就職

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(2

starstar
star
2.65

読みたい

1

未読

0

読書中

1

既読

9

未指定

12

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (2)

taboke

(無題)

star
star
1.5 2023年06月21日

内容はすごく良い。ただ、インタビュー形式の文章がはずまず、「読む」という強い意志がないと読めない感じで、しんどかった。あくまで主観です。、

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar
star
3.8 2019年07月11日

世界はすでにグローバル化が進んでいる。だから、先進国から途上国への援助が一方的な「貢献」ということはあり得ない。先進国は援助わすることで、途上国から「何か」を必ず受け取っている。それゆえに途上国への援助は、国際「貢献」ではなく、国際「協力」なのだー。 by緒方貞子 水と国際協力 途上国での水問題を改善することで、人の命が救われるだけでなく、教育水準の向上や女性の社会進出も促進され、経済発展にも繋がる。 水の国際会議ではジェンダーについての問題が必ず提起されるくらい。 水のリターンは大きく、アジア開発銀行の推計では投資額の8倍ものリターンがあると言われている。 あるイスラム圏こ村で井戸ができた。 できる前は、女性たちは恥ずかしがって出てこなかった。 イスラム圏は慎しみ深いからだろうな、と思ってたが、実は水不足で服を洗うことができずら人前に汚れた服で出るのが恥ずかしかったとのこと。 →水問題は人の尊厳にもかかわる、 同じ途上国内であっても、地方と都市部では水事情が全く違う。 日本の現場主義、中心は女性 現地の人たちに当事者意識をもって、自分たちで水の新たな問題が起こっても解決できるように。 カンボジアは日本のおかげで飲める水道水が誕生。 復興支援と国際協力 スーダンでの例 オープンデーに、職業訓練 復興支援の中心保健、水、教育。 基礎生活のインフラが揃わないと、経済発展はない。 特に教育。読み書きができなきゃノウハウを人に伝えることができない。 アフリカは日本より距離的にも、経済的にも遠いと思われてるが、実際は近い。 保健、水、教育の仕組みづくりを作って、現地の人たちで回せるように。 敗戦でなにもかも失って奇跡的に回復した日本の経験がスーダンの再建に活かせるのでは。 マザーナイルプロジェクト 命と国際協力 保健の問題 母子保健の大切さを広めさせようとしても、助産師が読み書きができない。 日本では乳幼児か死ぬことは「非常事態」、国が変われば「日常茶飯事」 途上国で医療をするとなぜ自分が医療に従事してるのか 考えさせられる 日本で産婦人科医や小児科医が不足してるのは「なぜ自分は医者になりたいのか」という根本的な問題意識が薄いから。 だから、ぜひ一度途上国にいつてほしい。 国際協力をするにはただ優秀なだけでなく、マネジメント脳力が必要。 食料問題と国際協力 ウガンダ発のお米、ネリカ米。陸稲。 大量生産できるアジアのコメと、病気に強く、雑草にも負けないアフリカ米をブレンドしてできた米。 お米は現金と交換できるので、現金収入を得ることができる。そのお陰で、他の物が買える。つまり、米作りは農業支援だけでなく、経済成長にも繋がる。 ウガンダは美しい自然を持ち、かつてあのウィンストンチャーチルが「アフリカの真珠」と表現したほど。 教育問題と国際協力 教育はすべての根幹。 しかし、時間がかかってしまうため、財政が逼迫してくるとアフリカでは教育の普及どころではなくなった。 教育予算が海外頼みだと、援助国の意向に左右される。 世銀とIMFは途上国の財政を健在にするために国の収入を増やし、支出を減らすことを融資を受ける条件とした →国の収入が急に増えることはないので、支出を減らす →公務員、とりわけ教員の数が多いから教員減らす →教員不足で生徒を受け入れられない、教育にお金がいかなくなった 学ぶことの意義について。 あるアフリカの女性が話したこと「知識がないのは無知の闇」 世界を知るということは現実的な利益だけでなく、精神的な豊かさをももたらす。 経済問題と国際協力 途上国の真の自立は途上国自身が経済的に自立したいと思うこと。 アフリカの国の主体性と自助努力を目指すNEPAD(アフリカ開発のための新パートナーシップ) 現地の人を使う、 途上国援助は援助する側が過剰に干渉しすぎる BOP(ベースオブピラミッド)の可能性、新しい市場に。 アフリカ発展のキーは南アフリカ。 次にテイクオフ(発展途上国が自立成長すること) 緒方貞子さん グローバル化はいい意味でも悪い意味でも他の国からの影響を大きく受ける。 そして、援助国が被援助国に対して、国際貢献という上からの言葉を使うのはちょっと違う(以下冒頭に同じ)

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください