IQってホントは何なんだ?

知能をめぐる神話と真実

村上宣寛

2007年8月31日

日経BP

1,650円(税込)

小説・エッセイ

遺伝、年齢、男女差、仕事の能力は、「頭の良さ」にどう関係しているのだろう?『「心理テスト」はウソでした。』の著者が、「知能」の真実に軽やかに挑む。

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4.6 2020年01月02日

筆者の性格に癖がある。日本や日本人、他の研究者、若者、とにかくいろんな相手を馬鹿にしているというか、上から目線で書かれている。しかし、専門性には絶対の自信を持っているようで、面白いのは面白い。数学的な話が多く、文系には難解。だが、サイエンスとしての心理学には、それが避けては通れないとのということだろう。 知能指数を自慢する人は馬鹿だ、という意味がよくわかる。 現在の知能テストは、知能のごく一部しか測定できず、高いというのは、初歩的な常識問題を非常に早く解く能力があるというだけで、それ以上のことはよくわからない。 知能テストには排斥の負の歴史がある。 知能とは何かということについて、まだ意見はまとまっていない。 ボーリング曰く、知能とは知能テストで測ったものである。 概念はそれに対応するひと組みの操作と同義である、という操作主義の考えを使った。 文化が違うと知能の見方が違う。 素人の見方と専門家の見方も違う。 群盲象を評する 暦年齢を精神年齢で割る方法はすでに原始的。 IQ85と115の間に68%の人が存在するのが、正規分布。 ビネは、6歳児が75%出来た問題を6歳児用に割り当てた。 多くの知能テストは、経験的に作成。 知能には様々な因子がある。 chc理論という知能因子の集大成。 心理学には国境がある。 知能指数は差別であるといえば、日本では居心地がいい。 知能テストは先天的能力を測るものではない。 知能テストとはこのようなもの。 知能テストには暗い影があり、現在まで受け継がれている問題もある。 測れないものは研究できない。 知能テストでは、知能の3分の一程度しか測れない。 子供の頭の大きさと脳の大きさには高い相関がある。 反応時間と知能には無視できない関係がある。 脳は劣化するが、なんとか補う機能もある、 根拠の乏しい優勢学的考えから、誤った研究成果がたくさんでた。 遺伝の影響は大きい。育ってきた環境の影響は大人になるとゼロに。 遺伝率からいうとIQの値は遺伝によって決定するように見えるが、それは間違い。遺伝率が90%であってもある個人のIQが遺伝で90%決まるわけではない。 アイスクリームの売上高と児童の溺死の高い相関。本当の原因は気温。 個人差は男女差より大きい。99.9%以上! 相関関係は因果関係を意味しない!! 心理学は、気象学のようなもの。

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