ブレンワルドの幕末・明治ニッポン日記

知られざるスイス・日本の交流史

横浜開港資料館

2015年10月30日

日経BP

2,200円(税込)

人文・思想・社会

カスパー・ブレンワルドは、横浜を拠点にして幕末から生糸貿易などで活躍した「シイベル・ブレンワルド商会」の共同創業者。同社の系譜は、合併などを経て、現在のスイスの大手商社DKSHに継承されている。DSKHは関東大震災や第二次世界大戦の期間も日本国内に留まり、150年間日本で活動してきた最古の外資系企業だ。  本書は、幕末に来日したブレンワルドの残した16年間に及ぶ膨大な日記を横浜開港資料館の研究会が解読・分析した成果をまとめたもの。  構成は第1部がエピソードで構成し、第2部は日記の抄訳。通商条約を締結をめざしたスイス使節団からの幕府への贈り物、生麦事件など外国人襲撃が相次ぐ中での幕府との条約交渉、横浜居留地の人間模様、外資系商社の活動ぶり、慶応の大火、富士山登山の様子など知られざる史実をまとめた。日本最古の外資系商社の記録として産業史、経済史的に貴重な記録となっている。

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