
Azure定番システム設計・実装・運用ガイド
オンプレミス資産をクラウド化するためのベストプラクティス
日本マイクロソフト株式会社
2018年9月7日
日経BP
4,070円(税込)
パソコン・システム開発 / 科学・技術
Microsoft Azureは非常に数多くのさまざまなサービス(機能)を提供しています。実際にAzureを利用してシステムを設計・構築しようとしても、提供されているサービスの中から何をどのように選んだらよいか、悩んでしまった経験を持つ技術者のかたも多いでしょう。そのようなお悩みを解決できるのが本書です。 本書は日本マイクロソフトのAzureサポートチームの現役のサポートエンジニアが、日常のサポート業務から得たノウハウをAzure利用者の皆さんに伝授する書籍です。既存環境をAzureに移行する実践的なシナリオに沿って、なぜそのサービスを使う必要があるのか、どのようなことに注意して構成する必要があるのかといった、ベストプラクティスを解説します。 巻頭には序文として、本書の背景となる、既存のシステム資産のクラウド化のポイントを、“赤間本”の赤間信幸氏が特別寄稿しています。 ーーーーーーーーーー「はじめに」よりーーーーーーーーーー 本書の特徴は、著者が全員、現役のマイクロソフトのAzureテクニカルサポートのエンジニアである点です。テクニカルサポートの部門は、日本マイクロソフトの中で技術の最後の砦と呼ばれており、Azureに関するすべての技術的な課題や問題を最終的に解決する責任を負っています。そうした部門で働く現役のマイクロソフトのAzureエンジニアが、日々お客様からいただく相談をもとに得たノウハウを、なるべく多くのAzure利用者に伝えたいと思い、本書の執筆に至りました。 ノウハウをできるだけ伝えるため、本書は、Azureの機能の紹介や、ステップバイステップ形式での細かい手順といった「機能のWhat」の部分よりも、実際のAzure移行のシナリオに沿って、なぜその機能を使う必要があるのか、どのような点に注意し、何を意識して構成を組むべきかといった、「機能のWhyとHow」の部分を盛り込むよう構成しました。この結果、より実践的な内容になり、これからAzureを利用する人だけでなく、すでにAzureで運用している人にとっても、より機能の理解を深めるために役立てて頂けるかと思います。 クラウドにはクラウドに適した構築方法があり、一般的なオンプレミスや他の自社運用システムとの“違い”を理解しておくことで、クラウドの特性を活かしたシステムを構築することができ、また問題を未然に防ぐもしくは最小化することができます。 本書が、こうしたノウハウを少しでもお伝えすることができ、今後のAzureの安定運用のお役に立てることを願っています。 2018年7月 日本マイクロソフト Azure & Identity Support Team代表 森下 達也
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