百人一首の図像学

狂歌絵師北斎、最後の大仕事

岡林みどり

2020年6月17日

批評社

3,850円(税込)

人文・思想・社会

葛飾北斎「百人一首姥がゑとき」二七枚に隠された、古代天皇制の皇位継承に秘められた政(まつりごと)の謎を解明かす 葛飾北斎は「百人一首」に流れている「万葉集」から「新古今和歌集」までの時間の流れを「百人一首姥がゑとき」の二七枚によって可視化した。そこには天皇制の長子継承の伝統を大きく歪めた、天智天皇から弟の天武天皇への皇位継承の正統性への疑義が込められていたのである。「万葉集」「古今和歌集」「伊勢物語」「源氏物語」「新古今和歌集」に用いられている歌の番号数を関連付け、これらの歌を徹底的に比較対照することで表に出てこない裏の見方、考え方がかいま見えてくる。 謎多き和歌と北斎の絵の世界の謎に挑むユニークな試み。

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