澱河の府

新井 勉

2022年9月30日

批評社

1,650円(税込)

小説・エッセイ

天明七年八月の大坂に起った事件が事の発端である。ある明け方、本町橋東詰にある西町奉行の門前で、有馬家の侍が何者かの手で惨殺された。 この侍は曾根崎の色里で湯屋の抱え女郎らを殺したため、有馬家蔵屋敷より奉行所に引き渡されようとしていた。 大坂町奉行として大阪城京橋口の東町奉行所に着任した土屋志摩守(冬馬)は、西町奉行所の犯人捕縛に力添えして東町より人数をくりだした。 この捕り物の直後、土屋冬馬が道修町の大店を尋ねたところ、この大店の一人娘には四天王寺の御殿に妾奉公にいくという難儀が強制されていた。 大坂の闇はどれほど深いのか…… 武士の矜持と正義と愛に生きる!土屋冬馬、八重の波乱の行状記 前注 一 政変 二 箱根越え 三 京の宿 四 三十石舟      五 変事 六 道修町 七 浪人の娘 八 夜襲 九 大坂城 十 訊問 十一 津山悲話 十二 錦秋 十三 二条城 十四 待ち伏せ 十五 切腹 十六 作州浪人 十七 疑獄 十八 澱河の府 後注

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