フィデューシャリー・デューティー

森本 紀行

2016年12月12日

ビジネス教育出版社

1,650円(税込)

ビジネス・経済・就職

金融庁が確立と定着を目指すフィデューシャリー・デューティーは全ての金融機関の行動原則。その真意、何を実践すべきか等を詳解。 第1章 なぜ、フィデューシャリー・デューティーが必要なのか ルール遵守と「顧客のBest interest」 ルール遵守にも限界がある? 自己の利益を図らないことと合理的報酬 第三者の利益を図らないことと系列重視 忠実義務とフィデューシャリー・デューティー フィデューシャリー・デューティーとベストを尽くす義務 他 第2章 フィデューシャリー宣言を公表した金融機関各社の動向 フィデューシャリー宣言とは 「フィデューシャリー宣言」の3要素 偽りの「フィデューシャリー宣言」の排除 HCアセットマネジメントの「フィデューシャリー宣言」 フィデューシャリー宣言の遵守状況の振り返り 金融庁の規制強化の一環ではない フィデューシャリー宣言を公表した各社 みずほのフィデューシャリー・デューティーに関する取組方針 他 第3章 金融庁の歴史的な方針転換 フィデューシャリー・デューティーの長く広い射程 規制から自律的改革支援への転換 フィデューシャリー・デューティーは金融の全分野に適用 フィデューシャリー・デューティーを厳格な規範にする仕組み 他 第4章 テーマ別に見た顧客の利益を最優先する取組み 1 投資信託(資産運用関連業務) 「金融・資本市場活性化に向けての提言」における投資信託 日本の投資信託の構造の特徴 投資信託の販売会社のフィデューシャリー・デューティー 他 2 確定拠出年金等(資産運用・管理業務) 受託者としての資産運用の担い手 企業年金基金・投資運用業者等の責任 資産運用の担い手として、何をなすべきか 他 3 保険販売・融資業務 4 信託業と投資運用業の責任の境界線 責任の明確な線引き 第5章 さらに深くフィデューシャリー・デューティーを知るために プリンシプルとしてのフィデューシャリー・デューティー 理念としてのフィデューシャリー・デューティー トラスト(信託)の本旨 受託者が負うべき義務と、委託者をも拘束する独立性 忠実義務と報酬 利益相反取引 競合行為 他 第6章 これからの課題と展望 「フィデューシャリー宣言」の普及拡大 「フィデューシャリー宣言」の高度化 地域金融機関の「コミットメント宣言」 2016事務年度金融行政方針 森金融庁長官の熱い思いに応える 他

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