戦国風流武士

時代小説文庫

海音寺潮五郎

1990年6月30日

富士見書房

458円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

小田原城の陣中で秀吉はやつしくらべを行った。家康は遊女屋の亭主、前田利家は野菜を売る農夫に仮装した。利家が引っ込み、小鼓の音が聞えたかと思うと赤い頭巾に赤い袖無、裁着袴の男が唄をうたいながら悠々と出て来た。が、その肩にとまっているのは猿であった…。猿まわしに扮したのは前田慶次郎利太だった。前田利家の兄蔵人利久の子である前田慶次郎は戦国一の快男子。武芸、文学、茶の湯等の芸に通じ、途方もないいたずら者で自由濶達に生きた慶次郎の一生涯を描いた秀作。巨匠の人間美学あふれる歴史小説。

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