奏でる少女の道行きは

黄昏色の詠使い2

富士見ファンタジア文庫

細音啓

2007年5月31日

富士見書房

638円(税込)

ライトノベル

わたしは逃げた。世界から目を背けて。大切な人を救わずに、逃げろと言われて、ただ怯えて。…でも。それからずっと心の中で、声が響いている。-本当に何も、できなかったの?-心に想い描いた世界を招き寄せる召喚術・名詠式。その専修学校トレミア・アカデミーの夏期移動教室で、原因不明の石化事件が発生した。類希な名詠式の力を持つクルーエルは、強すぎる己の力を使うのをためらっていた。しかし、彼女は級友たちの危機に直面し、ある選択を迫られる。そして、もうひとり。名詠式を学びながら、名詠士ならざる才能を秘めたエイダ。彼女もまた、事件を通じて自分の生い立ちと向き合うことになる…。自分の進むべき道を探す、召喚ファンタジー第2弾。

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