
鍵開けキリエと封緘師(小箱は開くのを待っている)
富士見ファンタジア文庫
池田朝佳
2009年12月31日
富士見書房
638円(税込)
ライトノベル / 文庫
「わたしはね、大統領だよ。退屈していたところなんだ。お茶は出せないけれど、ゆっくりしていくといいよ」目にしたすべての鍵を開けずにはいられない衝動と、天才的な解錠技術をもつ少年キリエは、好奇心旺盛な妹ミドリカに連れられ禁断の「監獄砦」を訪れた。そして43もの鍵を開けて辿り着いた尖塔の最奥、不思議な檻の中で優雅に微笑み“大統領”と名乗る美女と出会う。彼女の檻は、どうしても開けられなかった。「鍵があれば、開けるだけ」-“大統領”の檻を開けることを少年が決めた夏、“失われたはずの力”が甦る。自分が何の鍵を開けようとしているのか、少年に考える間も与えずに…。
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