魔法遣いに大切なこと(3)

富士見ミステリー文庫

枯野瑛 / 山田典枝

2004年4月30日

富士見書房

550円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

ー今日、夏が終わるんだ。深呼吸してユメは、自らに言い聞かせた。「合格です」小山田の声が高らかに響き、ユメの頭の中は瞬間真っ白になった。しばらく後、たくさんの想いが走馬灯のように心の中を駆けた。魔法遣いになるために、この街にやってきた。そして、さまざまな人と出会い、ひと夏の間に、いろいろなことを学んだ。ほんとうに大切なことを。でも、それは未来への一歩目でしかなかった。魔法遣いになるための研修に合格し、故郷に戻ったユメを待っていたのは、クラスメイトや母親との日常・学校生活。何も変わらない毎日だった。そんな折り通学路の途中にあるお地蔵さんにまつわる謎を追いかけることになるユメ。秋から冬にかけて過ぎる遠野の季節の中で、彼女は、将来の選択に悩み、成長をしていく。大切なユメの思い出と一緒に、あなたも彼女の未来を少しだけ覗いてみませんか。

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