業多姫いろどりつづり

富士見ミステリー文庫

時海結以

2004年3月31日

富士見書房

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

温かかった。春の陽射しも、寄り添う互いの体温も。憶えている?と、鳴は颯音に問いかける。「この『故郷への旅』に出ようとあなたが告げた日の約束」明るい浅藍の空と、それよりも深い色をした水。颯音の故郷の海を見つめながら、鳴は訊ねる。颯音は、頷く。傍らの鳴の温もりを感じながら。憶えている、と。赤く色づき始めた楓の葉が舞う中で交わした約束。小さな命が、その腕の中にあった日。夏と秋と初冬ー巡る季節を二人は思い出す。幾つかの出会いと別れを。再び出会うであろう、懐かしく優しい人々のことを。鳴と颯音、二人の軌跡を綴る、初の短編集。

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