近代日本の国体論
〈皇国史観〉再考;コウコクシカンサイコウ
昆野 伸幸
2019年10月16日
ぺりかん社
6,600円(税込)
人文・思想・社会
神代の神勅/国民の主体的忠義、日本ファシズム/総力戦体制、伝統(非合理)/近代(合理)。これらの対立が深刻になった昭和十年代の国体論に注目し、明治以後に発展した近代的学知の影響を受けた“皇国史観”という分析概念を視座として、大川周明・平泉澄らの思想形成と著作を詳細に検討し、現代社会に底流する排外的な歴史認識の源泉を解明する。
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