真宗門徒はどこへ行くのか

崩壊する伝承と葬儀

蒲池 勢至

2015年4月10日

法藏館

1,980円(税込)

人文・思想・社会

家が崩壊して家族形態も変わったということは、民俗学でいう「先祖」が死んだということである。「先祖」は「家」によって継承されてきたからである。先祖は死んだが、死と死者は眼前にある。激しいまでの社会変化と価値観の変化であるが、それでもこの現代社会のなかで何かを見いだし、人は生きていかねばならない。風前の灯火となった真宗門徒の信仰生活と、激変する葬儀形態を追い、再生への道を探る。

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