他力信心を実感するための法話

和田 真雄

2015年12月10日

法藏館

1,100円(税込)

人文・思想・社会

仏教を学んでも信仰しても、救われたという実感が湧かない。仏教の「救い」って何なんだろう。どうすれば信心を得て救われたと思えるのかーーそんな心のモヤモヤに答えます。 1凡夫が凡夫のままで   救われるとはどういうことか   一 凡夫のままで救われるというのは、ほんとうに嬉しいことなのか   二 私は、父親に植民地支配されているようなもの   三 悩みや苦しみを持ったままでの救いは、ほんとうにあることなのか 2そもそも、人間はなぜこれほど生き方に悩むのか   一 人間は、進化のはてに生き方に悩む存在になった   二 言葉を身につけた人間が抱えることになった虚無   三 興味関心の違いで独自の世界を作る人間 3人間が獲得した、本質的な虚無を克服する方法   一 人間は、虚無を克服するために自己信頼の心を育てた   二 自己信頼の心は、共感によって育てられる   三 自己信頼の心が、本質的な虚無を克服する具体的なすがた   四 自己信頼の心が支える前向きな人生 4自己信頼の心の濃淡が生み出す、さまざまな人生のタイプ   一 生まれた後で獲得するために、濃淡ができる自己信頼の心   二 さまざまな人生のタイプ    1自信にあふれて頼りになる前向きタイプ    2頼りなさがあるが前向きの楽天タイプ    3堅実・着実な人生を目指し、努力を怠らない努力家タイプ    4本質的な虚無を背負うタイプ   三 本質的な虚無を克服した人間の自己中心的な生き方   四 本質的な虚無を克服できない人に救いの道はあるのか 5罪悪深重の凡夫の救いを開かれた親鸞聖人の求道   一 比叡山での修行に挫折して、法然上人のもとに   二 有縁の法に対する不審の心   三 罪悪深重の凡夫の自覚は、本質的な虚無・無明の自覚 6虚無・無明を背負う人間を救う他力の悲願   一 罪悪深重の衆生をたすけんがための他力の悲願   二 親鸞聖人の他力の悲願の受け止めの特徴   三 他力の悲願の共感による受け止め 7他力信心の救いを実感する   一 自己信頼の心を開く他力信心の救いの世界   二 他力信心の救いの実感      あとがき

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