数学的真理の迷宮

懐疑主義との格闘

佐々木 力

2020年12月9日

北海道大学出版会

4,950円(税込)

科学・技術

歴史的数学哲学の挑戦! 数学的知識はどのように成り立っているのか。 数学的真理と自然科学的真理を分かつものは何か。 数学に革命はあるのか。 『不思議の国のアリス』の数学観から始まり、 古代ギリシャから現代への懐疑主義思想との格闘をたどって、 これらの根源的問いに答えんとする。 序 文 序 論 数学史のなかのルイス・キャロル  第1部 真理という迷宮ーー数学と懐疑主義 第1章 ルイス・キャロルの無垢の幸福ーー数学的真理の絶対性という神話 第2章 ヴォワイヤン・パスカルの洞見ーー人間的知識の栄光と悲惨 第3章 「何も知られないこと」--懐疑主義者の数学的理性批判 第4章 「われ惟う、ゆえにわれあり」--デカルトの懐疑主義者への回答 第5章 「可能世界」というものの考え方ーー数学的真理のライプニッツ的救済 中間考察 基礎づけのない多様な数学的知識ーーウィトゲンシュタインにとっての数学的真理  第2部 古代ギリシャにおける理論数学の成立と数学革命論 第6章 エウクレイデース公理論数学と懐疑主義ーーサボー説の改訂 第7章 数学における革命とはどういうものか?     --トーマス・S・クーンの科学哲学の光のものとでみた数学的真理 初出覚書 人名索引 事項索引

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