偽りのレクイエム

ハーレクイン・ロマンス

ロビン・ドナルド / 原淳子

1995年10月31日

ハーパーコリンズ・ジャパン

683円(税込)

小説・エッセイ / 新書

「きみはその曲をリック・デイカーのための書いたのか」通りで自作のバラードを歌っていたタンジーは、その言葉に凍りついた。とうとう現れたわね、レオ・デイカー。リックの母親違いの兄。家出した十七歳のリックは、二カ月タンジーのフラットに居候したあと自分を見つけたいと出ていった。誰にも居場所を教えないでと言い残して。「弟のことで話がしたい。母親が…癌で、会いたがっているんだ」頬を打たれようなショックだった。でもリックのことは言えない。お役には立てませんとその場は切り抜けたものの、タンジーは彼の端正な外見の下に潜む危険な野性を感じて不安だった。レオはどんな手を使っても弟の居場所を聞き出そうとするに違いない。そして彼女の恐れは、やがて現実となるのだった。

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