領主の口づけ

ハーレクイン・ロマンス

サラ・ウッド / 春野ひろこ

1999年5月31日

ハーパーコリンズ・ジャパン

704円(税込)

小説・エッセイ / 新書

テッサ・デイビスは、五歳のときに家を出た母から連絡を受け、二十年ぶりの再会を夢見てフランスの片田舎にやってきた。だが訪ねた家に母の姿はなく、書き置きだけが残されていた。「借金取りから逃げなければならなくなったの。この家をあなたにプレゼントするから、あとはよろしくね」家まで案内してくれたギイという魅力的な男性は、この村の新しい領主だそうだから、何か事情を知っているかも。そう思ったテッサは彼に会いに行った。ところがギイの口から語られたのは、とんでもない母の悪評だった。ギイ自身もひどくテッサの母を嫌っている様子で、理由を聞いたテッサは自分の耳が信じられなかった。母はギイの父の愛人で、彼の家庭を崩壊させてしまったのだと…。

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